エルメス(HERMES)の卸販売、仕入れ

エルメスHERMES
1837年、ティエリ・エルメスがパリ ロンバール通りにオープンした高級馬具のアトリエから始まったエルメス。30年後、パリ万博の馬具部門銀賞の授与をきっかけに、ナポレオン3世やロシア皇帝など貴族御用達のブランドとして発展、1878年には同部門で金賞を受賞します。エルメスは革製品にとどまらず、1930年代までに時計・宝飾品・フレグランス・ウェア・そして食器など様々な分野にも進出し、市場も世界中に広がりました。その後も有名メーカーとの吸収合併も積極的に行いますが、同族経営で開発から生産・販売まで一貫して本社で管理し、職人気質を何よりも大切にしてきたエルメス・スピリットの伝統を保ちながら、事業を拡大していきます。テーブルウェアの分野では、1984年に第1作目のコレクションを発表。彩り鮮やかなスカーフのモチーフを磁器の上に表現するなど、独特の遊び心を生かしたデザインと色使いで、スタイルを完成してきました。エルメスレッドと呼ばれているオレンジの化粧箱や紙袋は、第二次世界大戦中に資材が不足し仕方なく余っていた紙を使用していたのですが、戦後、元に戻そうとしたところ惜しむ声が強かったために使い続けられ、現在に至ります。
▼取扱い商品の一例
Guadalquivir Red/ガダルキヴィール レッド
1984年にテーブルウェアの販売を開始したエルメスの中でも、特に印象的で新しいテイストのシリーズ、ガダルキヴィール。 ガダルキヴィールはスペインのコルドバにある河の名前で、そこからインスピレーションを受けたデザインとされています。 このデザインの特徴ともいえる燃え立つような赤色は、炎の中で輝く鉄を自在に操る鉄細工職人と、金属のレースを編み出す彫金職人たちの自由なイマジネーションからうまれました。
Chaine d'ancre blue/シェーヌダンクルブルー
1938年に発表されたアクセサリー「シェーヌダンクル」をモチーフにされています。 ローベル・デュマ・エルメスが港を散歩していた時に、このシェーヌダンクル(錨のチェーン)のアイデアが閃いたそうです。
Fil d'Argent/フィルダルジャン
"銀の鎖"という名の通り、鎖の模様はプラチナを溶かして使用している大変豪華なデザインです。同じように鎖をモチーフにしたシェーヌダンクルよりも、より華やかさは特別な日の食卓にさらに彩りを添えてくれます。
BLEUS d'AILLEURS/ブルーダイユール
ヨーロッパとオリエントの間を絶え間なく行き来した「青と白」の歴史。現実のブルーと夢のブルー。その色は日常生活と、遠い異国とを結ぶ架け橋となって、想像を彼方の地へと誘います。極めてモダンなシリーズです。
Toucans/トゥカン
ブラジルに棲息するカラフルな野鳥トゥカン(オオハシ)がモチーフ。 愛嬌のある大きな嘴が特徴であるエキゾチックで優美な鳥を13色で描いています。 スカーフにも「トロピック」という名前で扱われています。
エルメスオリジナル備品
エルメスオリジナルのリボン、袋をご用意しています。